お墓について

1. 墓地と埋葬に関するきまり

お墓をつくる際に、ぜひ知っておきたいことは、「墓地、埋葬等に関する法律(第48号)」に詳しく書かれています。 たとえば、死亡または死産後24時間を経過した後でなければ埋葬または火葬してはならないと定めています。また、墓地以外の区域で、 埋葬または焼骨埋葬をすることは禁じられています。

さらに、遺骨等を埋火葬する場合には、市町村長の許可が必要です。所定の事項を記入した申請書を出し、 これに対して市町村長が「埋葬許可証」または「火葬許可証」の交付をし、埋葬または火葬ができるのです。 いかに肉親の遺体とはいえ、みだりに扱うことはできません。


2. お墓の継承に関するきまり

一般の相続と、お墓の継承は少々違います。
お墓は、長男が継ぐケースが多いようですが、その地域の習慣や家庭の事情により、長男でなくとも、お墓を継承する場合もあります。

しかし慣例として一家一墓が必要であり、次男、三男は別にお墓を建立しなければなりません。民法では次のように定めています。

「系譜、祭具、墳墓の所有権は、慣習に従って祖先の祭祀を主宰する人が継承する。 ただし被相続人の指定にしたがって祖先の祭祀を主宰するべき人があるときはその人が継承する」(897条)


3. 生の喜びを表現する寿陵

寿陵とは、生きている間に自分の墓を建てることをいい、字の示す通り大変めでたいこととされています。

「土に還る」の本来の意味は、肉体としてのつとめを終えた遺骸は静かに土に還っていただこうということです。 この世に生命を営んでいる間、人間は大地の恵みに支えられているだけに、大地は人の母であるともいえるでしょう。 生きている喜びや大いなるものへの感謝をこめて寿陵を作り上げる。寿陵のお申し込みが、年々増え、特に若い人たちの間で喜ばれています。


4. 「生の記念碑」

有史以来、日本人は死者を土に還えしていました。それは、秋に枯れた草木を春再び芽吹かせる、土のたくましい生命力に対する畏敬の念からのことでしょう。 春の若葉と同様、死者の魂が再び甦ることを願ったのです。こうしたことから、お墓は「生」の記念碑とも呼ばれます。

お墓を通じて、生ある者は故人と語り、在りし日の姿に思いを馳せます。 過去と現代、さらには未来につながる永遠の心の絆ともいえるでしょう。 この世を去られたご先祖、この世に偉功を遺された方々のご遺徳を偲び、ご冥福を祈るのは生ある者にとって、当然のつとめなのです。

5. お墓を建てる時期は、余裕を持って

お墓を建てる時期に決まりはありません。

しかし、ご先祖様が、こころよく安眠される場所をつくって差し上げるために、できるだけ早くご準備をされることが必要です。 お墓を建てる時期としては、満中陰、百カ日、月忌、 一周忌を迎えるまでのお盆、春秋のお彼岸、一周忌など1年間の法要に合わせるのが望ましいでしょう。 

また、少し時間をおいて、年回(3回忌、7回忌)、祥月命日(亡くなられた月日の一致する命日)に合わせることもあります。 事情があって、半年や一年の間にお墓を建てられないときには、とりあえず墓地だけを求めておき、埋骨だけを済ませておくという方法もあります。 いずれにせよ、お墓の開眼の日取りを正確に決め、余裕を持った心がまえがご供養の精神にも通じるのです。

仏事について

水引と表書き

宗教によって弔事用の金包みの表書きは違います。 表書きは本来、包みの趣旨がなんであるかを示すために書いたものです。現在は、水引より上に「御香典」などと口上を書き、下に差出人の名前を書きます。 これは、贈るときの礼儀として、挨拶の口上を表現したものです。

・仏教の場合

 故人にたむける香のかわりに持参するものです。霊の前に捧げる「御霊前」、 仏の前に供える「御仏前」、香を供えるのが「御香典」というわけです。


・ご納骨やご法事、お盆、お彼岸に墓前で読経していただいた御礼

 黄色い水引を使用。表書きは「御布施」とします。


新しくお墓を建立され、入魂するときの御礼

 紅白の水引を使用。表書きは「開眼供養御礼」とします。


新しくお墓を建立され、入魂するときの御礼(浄土真宗)

 紅白の水引を使用。表書きは「建碑法要御礼」とします。


新しくお墓を建立された御家にお祝いする場合

 紅白水引を使用。表書きは「石塔建立御祝」とします。


・葬儀の場合

銀の水引を使用。

表書きは、御布施。別にお膳代・お車代を包む場合は白無地の封筒で。


・法事を営まれる場合

黒白の水引を、忌明後は黄白の水引を使用。

表書きは、御布施。別にお膳代・お車代を包む場合は白無地の封筒で。


・戒名・法名を授与された時の御礼

赤白の水引を使用。 表書きは、戒名御礼。位戒料・戒名料でもよい。

門徒は、法名御礼か法名料。


・新しくお仏壇を開扉する際の御礼

紅白の水引を使用。 表書きは、開扉供養御礼。

入仏慶讃御礼・御移徒御礼又は入魂料でもよい。


・お寺様にお世話になった時の御礼 (仏事に関してお寺様にお世話になった場合)

赤白の水引を使用。 表書きは、開扉供養御礼。

入仏慶讃御礼・御移徒御礼又は入魂料でもよい。


・神式の場合

 香のかわりに玉串を霊前に供えます。 したがって、その玉串や榊の代金として「御玉串料」「御榊料」、あるいは「御神前」などと書きます。
 こうした神式用の金包みはあまり市販されていませんので仏教と同じ弔事用の金包みを用いてください。


・無宗教の場合

 「御花料」か、「御霊前」が適当です。
 ただし、「御霊前」は、葬儀の場合のみに使用され、法事などには使いません。 また「御霊前」と印刷されていても、 袋に蓮の花の模様があるものは、仏教のみにしか使用できません。


2018.10.20.我が家の災害

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